町へ

 ウェールズ旅行から戻って調子を崩してしまい仕事が滞ったが、週の後半に徐々に立ち直る。一年で秋が一番快調なはずなのに、これは予定が狂った。
 土曜日の午後、徒歩にてランカスター・シティ・カウンシル(市役所)を訪れ、The National Coalition Building Institute (NCBI) というNPO団体が主催するWelcome Stories Projectの会をちょっと見学(Banqueting Suiteという部屋にて)。ランカスター市への移民者(および在留外国人)を対象に、一週のオーラル・ヒストリーを採集してCDなどにまとめるプロジェクトの締めのような会。ランカスター市に限らず、諸都市でなされているらしい。

 シティ・カウンシルはシティ・センターの大通りに面しているので古典主義様式の円柱が特徴の外観はよく見るが、中に入ったのはこれが初めて。階段室は大理石ほか石材をふんだんに使い、ステンドグラス、腰羽目、モールディングなど内装が凝っている。美術館にでも使えそうな感じ。

 シティ・カウンシル正面のドールトン・スクエア、ヴィクトリア女王の大きなモニュメントが目を引く。ここも晩秋の趣き。