おやじの感慨

 4月27日(月)午前中、私用で千代田区麹町へ。その用が早く済み、天気もよいので、紀尾井町から四ツ谷駅までの道すがら、清水谷公園にちょっと立ち寄る。ここは初訪問。新緑、四十雀の鳴き声など心地よい。

 公園内に大久保公追悼碑、大きな石碑がどーんと立っている。大久保利通が暗殺された紀尾井町清水坂がすぐそばにあるのだった。
 午後から出勤。学務部長執務。午後5時、出版社H社の編集部の二人が来室。お一人は旧知で以前にいくつか一緒に仕事をした方で、久しぶりの再会。もうお一方は初対面。2時間ほど、いくつかの出版企画の相談。話をしていて、やりたいことがたくさんあることを実感。先方からの提案もたいへん魅力的なのだが、いまの状況ではすぐには無理そうなのが残念。
 そのあと残務処理。帰りの電車で翌日の講義の準備で資料を読んでいると、隣の席のおっさんがカンチューハイを手にしながら話しかけてくる。下車までの7,8分、このほろ酔いおやじと話につきあう。なぜか「オレは○○歳で、○○月○○日生まれだ」というその生年月日が私とわずか一日違い。その旨を言うと、「そうか、じゃオレが一日先輩だあ」。一見したところでは、自分よりも一世代上のおやじに見えたのだったが、これで同い年か。すると自分はこんなに老けたのか、と軽いショックを受けたのだった。