クモの子

標高1100mほどの場所に1日半いたが、けっこう暑かった。クーラーはもちろん、扇風機もないなかでデスクワーク。自宅にいてクーラーかけてやるのと、能率がよりよいとはいえないが、どちらかといえば体にはいいにちがいない。虫もたくさん。大きい蟻が今年もうろうろしているし、昨日は書棚の端にクモの子のかたまり。こんなところで孵ってしまうのは困る。ビニール袋にさっと入れて、戸外で放り出す。「クモの子を散らすような」という比喩、なるほどこういうことなのかとよくよくわかる。小さすぎてかたちが確認できないが、脱皮するにしても、生まれたときからそのまんまの姿になっているのだろう。観察したいがその暇がない。終日、本の編集関連の作業。午後6時に帰途につく。通常2時間で帰れるところ、何度か渋滞に巻き込まれ、9時に帰宅。

George Best and 21 Others

George Best and 21 Others

ジョージ・ベストの駆け出しの頃、1964年のFAユースカップの準決勝でマンチェスター・ユナイテッドマンチェスター・シティが激突、名勝負となった。著者はシティのファンで、明らかにシティ贔屓で、ユナイテッドの勝利に終わったこのダービーは苦い経験といえるのだが、ベスト以外の出場メンバー(その後トップチームで活躍したのもいれば、消えていったのもいる)の出自とその後を取材して、ユニークな地域文化論としている。イギリスのフットボール・ジャーナリズムは奥が深い。