講義開始

9月26日(月)朝7時半に山小屋を発って9時半に自宅。支度を少ししてから正午前に出勤。5階での学務のデスクワークと、合間に9階に上がって学生との面談。5時限目、西洋古典中世文学特論の後期第一回目。後期からオウィディウス『変身物語』のオリジナル韻文にいよいよ入る(前期はパラフレーズした散文だった)。第13巻のトロイア物語のイフィゲニア生贄のいきさつのくだり。進んだのは20行ほど。ヘクサメテル詩形の韻律分析の手ほどきで時間の半分以上を費やす。慣れればお茶の子さいさいなのだが、初心者ではとまどうのはやむをえない。食いついてくるだけ見上げたものだ。9時帰宅。

9月27日(火)9時半出勤。事務打ち合わせ少々。2時限目、イギリス文化講義2の第一回目。今期は20世紀半ば以降のイギリス文化を扱う。使用テクストは出来たてほやほやの、このブログで難航ぶりをたびたび書いてきたこの本。

愛と戦いのイギリス文化史―1951‐2010年

愛と戦いのイギリス文化史―1951‐2010年

一回目は導入で、テーマや全体の授業計画の説明をしたあと、1951年のイギリス祭の記録映像のDVDを見て次回へのつなぎとする。午後は学生の面談(用件は主に来年度の卒論の計画とゼミ入室についての相談)と事務仕事で6時過ぎまで。早めに引き上げて8時帰宅。