コモン・ピープル

引き続きの猛暑日。 9時20分出勤。事務処理1時間。2時限目、院のイギリス文化講義。ラスキンの『建築の七灯』を中心に、ヴィクトリア朝のミドルクラス層の「セルフヘルプ」や「仕事の倫理観」とラスキンの「芸術を通しての労働批判」との関連・相違を検討する。ラスキンのパッセージ、一種の係り結び的な古めかしい(160年前の文なので当たり前だが)構文で、その説明も時間がかかる。話が脱線して、比喩形象(隠喩、換喩、提喩…)の話で盛り上がる。3時限目、卒論ゼミ。前期残り2回の授業はIntroductionをあらかじめ作成してプリントし、それをもとに発表。その前半編。まずまずの出来。終わって事務仕事2時間。4時半から附属校・園運営委員会、5時50分まで。残務を2時間して、9時40分帰宅。9時ころ栃木で震度5弱地震、東京でも震度4だったそうだが、電車に乗っていて気づかなかった。

 最近書き終えた原稿で言及したパルプのヒット曲のPV。書きながらちょくちょく聴いていた。1995年、ブリットポップ全盛の年の1曲。ジャーヴィス・コッカーのこれも皮肉で毒のある歌詞。