減量に苦労する

 概ね悪天候。配管工事人が来て、シャワーのタブを修理してくれる。4月に入居したときから、締まりが悪くて、ぽたぽたと垂れていて、家主に対応を頼んであったののが、ようやく直してもらえた。入居当初は漏れるのが気になっていたが、すぐにどうでもよくなった(こちらのシステムだと、水道代に影響しないし・・・)。断っておくが家主夫妻はたいへんよい方である。
 「寝かせ」ていた原稿は昨日改訂版を編集部に送付したものの、読み返してみて不満な部分もあって、修正を加える。これをつづけているときりがない。今週前半は1万3千字まで増えた原稿を、8000字以内にスリム化する作業で難航した。やっていてボクサーが減量に苦労しているような気分であった。まあ水増しするよりはよいのだろうか。編集者の温情により、結局1万字を切ったところでOKということになった(と解釈する)。
 取り上げる対象によって、得手不得手があるのだが、今回のは相性がよいと思っているもので、絞り込んでできあがった原稿の出来は、自己評価ではそう悪い感じはしない。初めは結論が見えていなくて、書きながらだんだん輪郭が見えてきて、人ごとみたいに、「おや、こうやって結ぶか」と意外なかたちで終わる。書きながら学ぶことがあったということだろう。書いているうちに、今回は私の子どもが(も)お世話になったアニメーターの巨匠を「想定された読者」にしていることにふと気づいた。編集者から彼のコメントなども聞いていたし。声がかかったときからそうだったのかもしれない。
 押せ押せで、あといろいろやらなければならないことがある。3週間後の一時帰国の準備もある(行事が当初の倍に増えた)。公的研究費の応募締切も迫っていて、共同研究のプランをちゃんと練らなければ。
 関係者諸兄に事務連絡・・・いま(無い)知恵を絞っています。タイトル案を絞り込み、原案をすぐに提示したいと思います・・・ただ、明日からウェールズに行きます。RWの故郷、「黒山連峰」も見てきます。